『北海道空襲犠牲者名簿』(作成 山本竜也氏)
            を紹介します。

2626名の北海道戦争犠牲者の氏名を、市町村別に軍・民を分けず記録(220頁)しています。
 山本氏は
本名簿作成の第一の目的は追悼である。が、結果として北海道空襲に関する統計を扱われるようになったと考えている。」と書いています。
 本ホームページ「全国空襲等死者数」の北海道の死者数は、この数字を入れました。
 北海道空襲犠牲者名簿は、1冊 1200円(+税+送料)で注文できます。
 
以下、名簿作成者の“はじめに”の冒頭と一部を引用します。

 「太平洋戦争末期の1945(昭和20)年7月14・15日、アメリカ海軍艦載機が北海道を襲い、多くの人たちが殺された。特に被害が大きかったのは室蘭市・釧路市・根室市などであった。室蘭市は空襲だけでなく海上からの艦砲射撃も受け、道内で最も多くの犠牲者を出した。また、工場も基地もない農村・漁村地域にも無差別攻撃が加えられ、本別町などで大きな犠牲が出た。

 北海道空襲に関する調査はこれまで各地で熱心に取り組まれており、亡くなられた方たちの名前も、各研究会などによって記録されてきた。しかし、全道にわたる全ての犠牲者の名前を明らかにし、名簿にまとめるという試みはこれまでなされてこなかった。

 ソ連抑留死亡者名簿を作成した村山常雄氏は「すべて戦争犠牲者名簿は、第一義的にかけがえのない人間一人ひとりの無念と命の尊さを、重くその固有の氏名に刻んで歴史に残すものでなければならない」と述べている(『シベリアに逝きし46300名を刻む』)。

 空襲犠牲者についても全く同じことが言える。北海道のどこで誰がどのようにして空襲に遭い命を落としたのか、記録として残さねばならない。

・・・・・・・
本名簿作成の第一の目的は追悼である。が、結果として北海道空襲に関する統計を扱われるようになったと考えている。今回、氏名を明らかにできた人は2626人である。また、氏名は不詳だが確実な犠牲者だと考えられる人を足し合わせると2908人となった。しかし、これ以上の犠牲者がいた可能性は十分にある。その他、各統計資料を作成し、本文中に収録した。
・・・・・・・」



北海道空襲犠牲者名簿

山本竜也
帯広市東5条9丁目1-2-510-403
E-mail : minamisiribesi@hotmail

2011年7月


○ 十勝毎日新聞社ニュース(2011/07/09)による紹介
  
http://www.tokachi.co.jp/news/201107/20110709-0009738.php 

○ ブログ「日本海軍の士官と資料」による紹介
  http://naval.way-nifty.com/blog/2011/07/post-ce05.html
      

 『〔全国空襲都市ネット〕の表は、北海道空襲犠牲者名簿』のデータを使用しました。
             
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 今後、各都市の戦争被害の実態を調査・完成に務め、各自治体が地域史として後世に残す責任と義務があります。よって、いずれこの作業は、公的なものであるべきと思います。

                                           西沢俊次